息子の涙

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この絵本を読んだことあるだろうか?

とても凶暴で、意地悪な恐竜には誰も友達がいなかった。

ある日、小さな恐竜をいじめている時、足を滑らせて崖から海へと転落。

溺れかけて「誰か助けて」と叫んだ時、

海から一匹の優しい恐竜が浮かんできて彼を助けた。

優しい恐竜は、意地悪な恐竜のことを知らなかったので、

意地悪な恐竜に親切にし、そして2人は親友になった。

優しい恐竜に影響された、意地悪な恐竜は、

その日から他の恐竜にも、優しく接するようになり、

二人は毎日、毎日、楽しい時間を一緒に過ごしていた。

ある日、優しい恐竜は、海の中の凶暴な恐竜に傷つけられ、

死にかけている所を、意地悪な恐竜に助けられた。

意地悪な恐竜の腕に抱かれて、優しい恐竜は

「君は本当にステキだ…」

と、つぶやきながら、息を引き取りつつある。

意地悪な恐竜は、悲しくて、大きな声を上げ、泣き叫んでいる…

ここで物語は終わっている。

この絵本を、息子は一人で読み、

それからカミさんに読んで聞かせてくれと頼んだらしい。

最後まで読んで貰ったところで息子は、

目にいっぱい涙をためながら

「このお話は、これで終わりじゃないよね?優しい恐竜は死んで無いよね?」

と、何回も聞いたらしい。

息子よ、その優しい気持ちをいつまでも忘れるなよ。

ウルウル(父)

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このページは、neoが2009年6月12日 18:33に書いたブログ記事です。

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