そして青空。乾いた土石流が白い土煙になって舞う

ようやく、
「関東甲信越地区が梅雨明けしたと見られる」と、
梅雨明け宣言出ました。
いつもの事だけど、宣言して貰わないと夏が来た気がしなくて…
別に、だからどうって訳じゃないんだけど。
そして、夏の陽射しの中、八ヶ岳の上にも夏空が。

やっぱりこうならなくっちゃ、夏じゃないね。
雨はもういらない。ぐんぐん上がる気温が今年はとても嬉しい。
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畳の仕事で初めて被災地域に足を踏み入れた。
大勢のボランティア方が家の中から土を運び出し、
家の周りには土石の山。
頻繁に行き交うダンプや軽トラが、乾いた泥を巻き上げ白い土煙。
ふと見ると、隣の家には誰も片づけがいない。
諦めて、小さい家に建て直すそうだ。
お客様は、カミさんの知り合いの女性。
十数人のボランティア、県・市職員が、言葉無く黙々と片づけをする中、
一人明るく振る舞っていた。
楽しそうに片づけをしていた。
時折聞こえる言葉は「…だって、笑うしかないじゃん!…」
土砂と共に流れてきた木が、庭先に自然の堤防を作り、家を守ったそうだ。
壁には大きな穴がいくつも開いていた。
「畳、出来るだけ早く入れてくださいね」
の言葉に、自分の出来る事はこれか!と、気づかされた。
ゆっくり寝られる畳を持ってきます。待っていてください。