畳の部屋が、勉強の出来る環境を作る。

消えたブログは戻ってこないので、
気を取り直して、もう一度やり直し。
平成18年12月 敷物新聞より
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{解説}
畳の部屋の学習機能向上効果
北九州市立大学国際環境工学部助教授
農学博士 森田 洋
 今年2月(当時)、熊本県のいやしの会のメンバーと共同で、「畳の学習機能に関する研究」を実施した。消費者に目で見てわかりやすい形で、畳のすばらしい機能性を解明するべきとのことから、本研究を行なうに至った。
畳のある部屋と畳のない部屋とで、簡単な算数の問題を解いてもらうという非常にシンプルな研究ではあるが、これにより畳の学習機能向上効果という大きな可能性が見えてきた。
 研究に使用した畳表は農薬の使用を極力抑え、残留農薬が検出されない安全性の高い表である。被験者は八代市内に在住の中学生(13歳~14歳)19名を対象とした。
 試験は八代市鏡町にある農村環境改善センターにて行なった。センター内の2部屋を使用し、一部屋には畳を敷き詰め机と椅子を、もう一部屋は普通の会議室を使い、同じく机と椅子を配置した。
 被験者はグループA~Dに分け、グループA及びBはまず、会議室で1時間過ごし、
その後、簡単な算数の問題を1時間解かせた。
(算数の問題はAとBの2種類用意し、グループAには問題Aを、グループBには問題Bを解いてもらった。なお問題はそれぞれ234問あり、1時間で解くには内容として多い量としている。また問題Aと問題Bは順番を無作為に入れかえているだけであり、全く同一の問題である。内容は小学生程度の簡単な足し算、引き算がベースである。)
その後、グループA及びグループBを畳のある部屋に移動させ、1時間自由に過ごしてもらい、その後、再びグループAには問題B、グループBには問題Aを1時間解いてもらった。
 グループC及びDは反対に、畳の部屋で1時間自由に過ごしてもらい、その後、グループA・Bと同じように問題を解いてもらった後に、部屋を会議室に移動、1時間休憩→問題を解く、と言う実験を行った。
 算数の問題の成績を集計し、Wilcoxonの順位和検定により、畳部屋と畳のない部屋で有意差が認められるか判定した。

畳の部屋で解いた場合
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解答した問題数 136.5問
正 解 数   107.1問
正 解 率  78.5%
会議室で解いた場合
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解答した問題数 128.5問
正 解 数    98.4問
正 解 率  76.6%

 解答した問題数は畳の部屋と、畳でない部屋とでは有意な差が認められ、畳の部屋で解答したほうが、解答数の増加傾向が認められた。 正解率については、畳の部屋のほうが若干優れた結果に終わった。畳の部屋で解いた被験者群は解答数が多かったのにもかかわらず、畳の部屋と畳のない部屋とで、畳部屋のほうが若干正解率の高い結果に終わったことは、畳の部屋における学習機能向上の可能性が示唆された。
そして興味深い事に、普段畳の部屋で勉強している被験者群、畳のない部屋で勉強している被験者群の2群に分けて、集計をとった結果、普段畳の部屋で勉強している群の方が、解答数・正解率共に、良い結果となった。

普段、畳の部屋で勉強している子供(8名)
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畳の部屋で解いた場合  会議室で解いた場合
解答した問題数 142.4問    131.8問
正解数     111.8問    100.2問
正解率      78.5%     76.0%
普段、畳の部屋で勉強していない子供(11名)
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畳の部屋で解いた場合  会議室で解いた場合
解答した問題数 130.5問    125.2問
正解数     102.3問     96.5問
正解率      78.4%     77.1%

さらに、本研究を通して感じたことは、畳のない部屋で算数の問題を解いたとき、解いた後の中学生に大きな疲れが見られたが、畳部屋の場合では解答した後でもそのような疲れは見受けられなかったと言うことである。
 被験者の絶対数が少ないため、詳細な検討が今後必要である。
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で、サンプル数を増やした実験が昨年実施しされ、
今年、結果が掲載されていていましたので、
それについても、後日エントリーするとします。
うーん、オレも畳の上で勉強してきたけど、
あまり、勉強は出来なかったなぁ。
畳の上で勉強していなかったら、もっとひどかったって事か?!
  
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↑結局、コピペです(汗↑